相続放棄の申述に必要な書類
1 はじめに
はじめまして。
弁護士法人心 銀座法律事務所所属の弁護士、望月龍之介です。
私は、銀座法律事務所において、相続分野を集中的に取り扱う弁護士として働いております。
今日から、おおよそ月に1度の頻度でブログを更新していこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
とはいったものの、どのような内容を書けばいいか、これが結構悩ましい。
今はネットで検索すれば大抵の事は答えが得られる時代ですから、長々と法律に関する記述をしたところで、需要があるのだろうか、と考えたりもします。
このようなことを考え続けては、「ブログのテーマを決めることがテーマ」になりかねないので、今回に限り、私が弁護士として最初に携わったご縁から、「相続放棄の申述」をテーマに、ブログを書いていこうと思います。
2 「相続放棄の申述」に必要な書類
「相続放棄の申述」を行うにあたり、特に重要なのは「申述に必要な書類」を集めることです。
具体的に何の書類が必要なのでしょうか。
(1) 相続放棄の申述書
まず、相続放棄の申述書を作成する必要があります。
書式や記載例は、裁判所のホームページからダウンロードできますので、記載例を参考に、ご自身でご記載いただくことも可能です。
(2) 標準的な申立添付書類
次に、標準的な申立添付書類と呼ばれるものが必要になります。
ア 全員必要な書類
(ア) 被相続人の住民票除票又は戸籍附票
(イ) 申述人の戸籍謄本
この2つは、全員に共通して提出が必要な書類になります。
イ その他必要書類
標準的な申立添付書類は、全員必要な上記の書類の他に、戸籍謄本を提出する必要があります。
ただ、申述人と被相続人の関係性によって必要な戸籍謄本が異なります。
ご自身が、被相続人とどのような関係性であるのかを確認して、誰の戸籍がどこまで必要なのかを判断することが必要となります。
戸籍取得には時間も費用もかかりますし、どの戸籍を取得するべきかの判断に困ったら専門家に相談するとよいでしょう。
3 おわりに
何を書くべきか悩んでおりましたが、人生初ブログは無事書き終えることができました。
次回のブログまでに、より皆様のためになるテーマを考えたいと思います。
それではまた。


